みなさん、LINEって使ってますよね。
あのメッセージや写真、スタンプのやりとりができるLINEです。
そのLINEでオンライン診療が使えるようなので早速調べてみました。
オンライン診療って難しそうなイメージの人は多いと思います。それがいつも使っているLINEでできると使ってみてもいいかなって興味出てきませんか。
LINEで通話するように病院で診察を受けられたら、めちゃくちゃ便利だし、急に体調悪くなった時やコロナに罹ってしまった時にも便利ですよね。
そんなLINEで使えるオンライン診療がどのようなものかを解説します。
2020年LINEがオンライン診療に参画
LINEは2020年にオンライン診療をやると発表したようですね。
その時の動画が公開されています。
それがこちら。
相変わらずエモい動画ですね笑
何度見てもうるっときます。
ではそのLINEドクターはどのように使われているのでしょうか。
登録医療機関数は180と他社に比べても少ない
こちらのLINEドクター医療機関検索ページから利用可能な医療機関を探せます。
現在利用可能な医療機関は約180件ほどのようです。
これはメドレー社のクリニクスや、マイシン社のクロン、インテグリティ・ヘルスケア社のヤードックと比べても圧倒的に少ないですね。
大体10分の1以下という数字です。
ちなみ、これらの別のオンライン診療アプリはこちらの記事で詳細書いております。
検索機能も弱い
患者にとっても決して使いやすいという仕様ではないです。
上記の医療機関検索ページを開いた時の並び中はシンプルな50音順のようです。
私は東京に住んでいますが、出てきた医療機関のトップ3は下記の都道府県でした。
- 徳島
- 東京
- 鹿児島
遠いよ!
私が何かあった時に徳島の医師に診てもらうというのが全く想像していなかったので、正直選ばないだろうなと思いました。鹿児島も同様です。
ならば絞り込み機能を使えば良いじゃないか、ということで都道府県により絞り込み機能を使ってみます。
都道府県の一覧が出てきました。
この選択肢もめちゃくちゃ違和感があります。
例えば東北が、青森と岩手の2つしかないとかですね。
全部数えてみると36しかありませんでした。
日本47都道府県。
まだまだ参画していない都道府県があるようです。
ちなみにですが、オンライン診療って直接病院に行く必要ないのに、都道府県で分ける必要があるのかということは考えてもいいですね。
オンラインはそもそも場所に縛られないはずなのに、場所に縛られた検をする必要はないはずです。
ただ、現状だと厚生労働省のガイドラインでオンライン診療は対面に移行できることを前提にして行いなさいと書かれているんですけどね。
・オンライン診療の実施が適切でない状況になった場合に速やかに対面による診療が実施できるよう、日常的に通院が可能な病院をご選択ください。
出典:LINEドクター注意事項 https://doctor.line.me/clinic-list?offset=0&size=12
そういう意味でオンライン診療でもやはり場所・地域は大事になってくるようです。
これは他のアプリも同様です。
首都圏を中心に先行提供中で、自由診療には使えない
注意事項を読んでいて興味深かったのが、その注意書きです。
・現在、本サービスは首都圏の医療機関を中心に先行提供中です。
出典:LINEドクター注意事項 https://doctor.line.me/clinic-list?offset=0&size=12より抜粋
・サービスの仕様上、現在は保険診療を目的としない診療(自由/自費診療)についてはご利用いただけません。
現在、本サービスは首都圏の医療機関を中心に先行提供中です。
こちら上記で36都道府県が検索可能になっていることを確認しています。
その中には北は北海道、南は沖縄も掲載されています。
首都圏の医療機関を中心に先行提供中というのは実態とはあっていないようです。
もしかしたらサイトの更新が全くされていないのかなと思ってしまう部分です。
サービスの仕様上、現在は保険診療を目的としない診療(自由/自費診療)についてはご利用いただけません。
これは自由診療に使えないのですね。
こちらの自由診療の解説ページで書いたように自由診療のクリニックも多いためにそれが使えないとなると片手落ちな気もしています。
自由診療を使うような年齢や属性と相性がいい印象があるので、使えた方が確実に便利だと思います。
これは今後のサービス拡張に期待ですね。
使おうとしたけど予約ができなかった
実際使ってみようとアプリを触ってみました。
私は東京都に住んでいます。
東京都で検索して出てくる病院を探しました。
病院はいくつか出てくるのですが、全く予約ができませんでした。
こちらの画像のように予約するをタップできない医療機関が多いです。
試しに数えてみると、東京都で検索して上から見ていくと、10件のうち4件しか予約ができるところがありません。
60%が稼働していないという結果でした。
半分以上が掲載しているだけのようです。
そして上記画像にもこんな記載があります。
「予約枠を開けますので、本サービスの利用を希望される方はお電話ください」
とのこと。
これってめちゃくちゃ使い難いですよね。
患者側としては、ここで予約できると思っていたのにできないし、電話をする必要がある。
そして電話番号は載っていないので自ら調べなくてはいけません。
Web予約をするために電話しなくてはいけないというのは、一種の罰ゲームなのかとさえ思ってしまいます。
LINEのオンライン診療はこれからに期待
結局アプリを使うことはできませんでした。
インパクト強く誕生し、期待も多いものではありますが、実態としては使いに難く、これからに期待かなと思います。
次に必要が出た時はまた使ってみますので、その時はより使いやすいものになっていることを信じて待ちましょう。
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