知っておきたいコロナのお金の話。コロナを調べる時と治療するときの金額を解説。

コロナウイルスのお金の話 お金

コロナウイルスの自宅療養者への治療の制度が変わりました。
もはや誰がいつ罹ってもおかしくないコロナウイルス。
もしあなたが感染してしまった時に知らないと絶対に損するお金の話です。
これさえ見ればコロナとお金、両方で苦しい思いをすることがなくなります。

コロナ患者への診療報酬が3倍になる

こちらのニュースをご覧ください。

コロナ患者への往診・訪問看護、診療報酬3倍に…第6波に備え医療従事者を確保

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed15a74cb08c368df08ffe9ac13c8752814aa7ae

コロナ患者を診た時の医師、看護師の報酬が3倍になることを決めたそうです。
つまり自宅療養のコロナ患者に対応する医療機関はいつもの3倍お金をもらえるということですね。
これによって入院施設などの医療が逼迫する中、コロナ患者を診るインセンティブが生まれ、医療崩壊を防ぐ狙いがあるようです。

でもちょっと待って下さい。
診療報酬は医療機関にとっては報酬、つまり貰えるお金ですが、我々患者にとっては費用、つまり支払うお金です。
ということは、医師は貰えるお金増えるのですが、我々患者側は支払うお金が増えるということではないでしょうか。
ただでさえ、自粛で苦しい思いをして、感染しないように気をつけて、それでもかかってしまったら支払うお金が増えるとしたら、こんなにひどい思いをすることってないですよね。

この点、今日は解説しておきます。

コロナを調べるのは無料だけど無料ではない 

今回の情報はこちらの厚生労働省のページを参考にしています。

新型コロナウイルス感染症について

結論から言うと、お金はかかります。
お金がかかる点は2つあります。
検査してコロナかどうかを調べる点が一つ、そしてもう一つがコロナになって治療をする点です。

検査してコロナかどうかを調べる点でパターンがさらに2つあります。
一つはコロナの疑いがある人。
これは検査は無料なのですが、検査してもらうための費用がかかるので、結局有料になります。
もう一つはコロナの疑いない人。
全て自分でお金を払って調べてくださいとなります。
ちなみに、コロナの疑いがあると言うのは患者自身の判断ではなく、国が出している基準に沿って医師が判断します。

もう一つがコロナになって治療をする点です。
これも2パターンあります。
世帯員の市町村民税の総所得割合額が56万4千円を超える場合と超えない場合です。

コロナ疑いがある人は検査は無料だが検査してもらう費用がかかる

コロナ検査(PCR検査ってやつです)の費用は大体2万円です。
この費用はコロナ疑いがある人なら無料で受けられます。
自治体などでわずかな差があるようですが、基本的には無料のようです。
コロナ疑いは医師が発熱があるかなどを診て判断します。

ただし無料になるのはあくまでコロナの検査の部分です。
医療機関を受診する際は、初診料、再診療などの入場料みたいなものがかかります。
この点は無料になりません。

初診料、再診療についてはこちらでまとめているので興味あれば見てください。

最低でも、大体700円くらいはかかると考えるのが良さそうで、だいたい2,000〜3,000円くらいはかかりそうです。

コロナの疑いがない人はより高額になる

コロナの疑いがない人もコロナのPCR検査を受けられます。
最近だとドラックストアでも検査キットみたいなものが売られ始めてますね。
これは全て自分でお金を払わなくてはいけません。
金額も検査キットを売る会社や、検査を行う病院が自由に決めらるので差があります。
大体2万〜3万くらいが相場のようです。

ちなみにどういう人が受けるのかが多いかというと、例えば

  • 東京に住んでいる人が実家に帰るときに家族に感染させたくないから(実家があまりにも田舎だとコロナになると村八分にされるのでそれを避けるためみたいなこともあるようです)、
  • 海外に行くから
  • どうしても合わなくてはいけない人がいるから

などが多いようです。

もしコロナにかかったら治療費は最大2万円

コロナにかかってしまったら治療費がかかるかどうかの基準は、
「世帯員の市町村民税の総所得割合額が56万4千円を超えるか」
ということで決まります。

超えない場合は無料。
超える場合は「月額2万を上限として一部負担」です。

この「世帯員の市町村民税の総所得割合額が56万4千円を超えるか」ですが超える人が大多数かと思います。働いている人や、年金生活者も超えてくるのではないでしょうか。
なので基本的にはかかると思っていた方が良さそうです。

コロナを調べるには2・3千円、コロナになったら2万円

というころでコロナに罹った時のお金についてお話ししました。

冒頭の保険点数が上がったから患者の負担が増えるということはないようです。
あくまで、医師向けのインセンティブや医療崩壊の対策として作られた制度のようです。

しかしながら、コロナにかかると、検査で2,000〜3,000円、最大は自分で気になったときは約10倍の2万〜3万くらいがかかるようです。
入院すると大体は2万円がかかるようです。
ちなみに月額2万円ですが、コロナだけで長期入院入院することは少ないようなので総額で2万円と考えていただいて良いのかと思います。
コロナきっかけに別のところが悪くなったりしたらまたかかる金額も増えてきます。

お金がかかるの嫌ですが、賄えない金額ではないかなと思いますので、金額的なリスクはあまり多くはないようです。
とはいえ罹らないことがいちばん大事なのでしっかり感染症対策をしていきましょう!

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