海外旅行したいですね。
一部の国では入国するために、コロナの陰性証明を発行しなくてはいけません。
それができる方法をご紹介します。
サービス概要
今回ご紹介するのはSetolabo衛生検査所というサービスです。
海外出国の2時間半から3時間半前にPCR検査が受けられて陰性証明書や海外渡航証明書、オンライン診療でもフォローもしてくれるも出せるサービスです。
お値段はこちら。
- PCR検査費用:税込5500円(事前決済/電子マネー)
- 現地現金決済:税込6000円
- 海外渡航陰性証明書:税込13200円(24時間サポート費、必要時の提携医療機関診察費等含む)
新型コロナウイルスの感染が日本を初め一部の地域では収まり始めていて、旅行に行こうと考える人も多いのではないでしょうか。
そのような時に使えるサービスなのではないでしょうか。
そもそも海外に行く時は何が必要なの
こちらは外務省の海外安全のホームページに情報がありました。
200近い数の国がそれぞれ独自の基準を持っています。
共通のルールはないようなものですので旅行先に合わせた対応が必要になってきます。
大きくは入国制限措置と入国に際して条件や行動制限措置の二つに分けられます。
入国制限措置は68カ国あります。
かなり厳しく、入国しないでください、日本人は来ないでくださいと言うものです。
入国に際して条件や行動制限措置187カ国あります。(一部は上の入国制限措置と重複しています)
こちらは、入国するにはコロナにかかっていない証明書を提出しなさいという条件があったり、2週間隔離させるなど行動を制限されます。
この入国に対する条件としてPCR検査の陰性証明書や海外渡航証明書、ワクチン接種の証明書など必要になります。
入国に必要な書類の注意点
繰り返しになりますが、入国の条件は各国ごとに違います。
国ごとに医療の体制も違うので、どのやって入国の許可を与えるかも違います。
いくつかポイントになりそうなところを紹介します。
言語
証明書が何語で書かれているかは大事です。
入国管理局の人も、証明書が全く解らない言葉で書かれていたら判断のしようがないです。
初めに残念なお知らせですが、日本語に対応している国はないようです。
別の国の言葉で書類を用意する必要があります。
英語ならば多くの国も対応しているようです。
また現地の言葉というか、旅行先の公用語ですと大体のところが認めてくれるようです。
あくまで予想ですが、こちらの方が入国審査で優位になるのではないでしょうか。
入国を管理するのも人ですから心証は良くなると思います。
発行場所
これがもう一つポイントになりそうです。
意外と多くの国が、文書の発行元について記載していません。
例えばパスポートは国の外務省が出すもので、運転免許証は都道府県の公安委員会が出します。
今回の入国に必要な書類はそれが書かれてない国が多いです。
病院に作ってもらうのが一般的とは思うのですが、それも指定されていないので十分かどうかがわかりません。
厳しい場合は外務大臣のハンコがないとダメです、とか言うかも知れません。(ないとおもうけど)
緩い場合は〇〇メディカルといった名前の会社が発行すればそれっぽいから認められたりするかもしれません。極端な話だと適当にWordで自作する人も出てきかねません。
外務省のホームページにはこのような記載が多数あります。
※2 なお、上記防疫措置の免除・緩和について、日本の市区町村等で発行するワクチン接種証明書の有効性は現在確認中。
出典:外務省 https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
市区町村「等」がどこまで指しているのかは気になります。
また、ワクチン接種証明に関しては市区町村等が出しているものでさえ有効性が認められない可能性もあるのかも知れません。
Setolabo検査所は何ができるのか
コロナ禍の各国の入国について紹介しました。
それを踏まえた上でどのようなことができるのでしょうか。
陰性証明書の発行
こちらは3,300円(税込)で発行してくれるようです。
こちらは海外旅行目的ではないようです。
こちらの公式ホームページに利用目的は会社への提出や就職時に使うものと書かれております。
私の周りではこのようなものが必要だという話を聞いたことはないのですが、必要とされる機会は世の中にはきっとあるのでしょうか。
あと個人的に気になったのは、別料金で提携医療機関の医師による発行ができるというものです。
これはどのような場合に使われるのか気になりました。
こちらは登録衛生検査所のようですので、検査は国家資格である臨床検査技師さんがやっているのではないでしょうか。
それだけで陰性か陽性かはわかり、医師の判断や介入をする点はないように思います。
外務省がまとめている各国の規則を見ても、検査を医師がしなくてはいけないと書いているところは見つけられなかったです。
もちろん、一度コロナにかかってしまった人が治ったかどうかは医師の判断と証明が必要みあ血なのはありました。
国ごとに医療に対する分業の考えが違っているとは思いますが、検査結果に医師による判断が必要かどうかというのが一つのポイントになりそうです。
海外渡航証明の発行
これがメインのサービスでしょう。
旅行先の入国に必要な証明書が13,200円(税込)で発行できます。
さらに30カ国に対応しているようです。
ただ、この国がどこの国かはわかりません。
おそらくですが、他言語に対応しているということで、実際入国できたかどうかは事例が少なくて終えていない部分もあるのではないでしょうか。
200近い国のそれぞれに対応するのはかなり大変でしょうし、そもそも海外に行く人はほとんどいないので結果も集まらないのかなと思います。
オンライン診療
そして海外渡航証明書を発行した人にはオンライン診療がついているようです。
オンライン診療はTeCOT登録の提携医療機関でできるとのこと。
このTeCOTってなんでしょうか?
こちらの紹介ホームページによると、「TeCOTは、厚生労働省と経済産業省が運営するセンターです。 新型コロナウイルス感染症の検査が可能な医療機関を検索・比較・ スムーズにオンライン予約ができるサービスを無償で提供しています。」とのこと。
国がやっている新型コロナウイルスの検査ができるまとめサイトのようなもものようです。
登録医療機関数や、登録条件はわかりませんので別記事で解説します。
このオンライン診療がいつそのような形で対応してくれるかはわかりませんでした。
例えば旅行中にオンライン診療をしてくれるのでしょうか。
その場合は旅行者としては安心かも知れませんが、できることはちょっとした相談くらいでしょう。
ゆっくり休んでくださいか、現地の病院に行ってくださいの2択くらいしか言えないのではないでしょうか。
厚労省の区分けですと、それはオンライン診療ではなくて、遠隔医療健康相談という扱いになるはずですのですので注意が必要です。
また、海外にいるので日本の制度がどこまで通用するのかも気になります。
もし仮に、旅行保険のような機能がついており、健康相談ができ、さらに急病の時に現地の病院を探してくれるなどしてくれるのならば、非常に安心で最高のサービスです。
また帰国後も体調が悪かったらオンライン診療で対応してくれたら嬉しいです。
しかしながら、そこまで診てもサービスとしてはメリットないと思うので違うのではないかと想像します。
海外で病気をもらってきたとすると、分からないこと多いので近くの大きい病院に行ってください、となるのではないでしょうか。
なお、オンライン診療を受けられる医療機関はこちらで紹介しています。
スピードはピカイチ
このサービスで一番すごいのは洗練された運用でできる検査から結果返却までのスピードだと思います。
名古屋の中部国際空港ならば3時間30分あれば検査から結果返却ができるようですし、大阪の関西国際空港ならば2時間30分です。
これは医療体制だけでなく物流などもしっかりしなくてはできない素晴らしい運用だと思います。
実績が気になるが期待大
めちゃくちゃ便利そうなサービスなのですが、各国の入国制度が複雑で、コロナの感染状況も刻一行と変わっていきます。
まだまだ不確実要素が多いとは思うので、このサービスを使って入国できた、よかったというような実績があれば安心して使うことができます。
今は旅行者が少なく、実績も集まりにくいので今後に大いに期待です。
コメント