対応医療機関は17,000件 オンライン診療がどこで受けられるのかを紹介

対応医療機関は 17,000件‼︎  オンライン診療が どこで受けられるのか 紹介 病院の探し方

オンライン診療がどこですか受けられるかわからないという話をよく聞きます。
オンライン診療を行なっている病院やクリニックは決して少なくないのですが、慣れていない人には探すことが大変な様です。
この記事ではどのようなところでオンライン診療が受けられるのかを解説しています。
7件に1件が行なっているオンライン診療へのアクセスについて考えていきましょう。

結論

全国の15%、約17,000施設の医療機関で受けられます。
7つの病院・クリニックがあればその内一つはやっていることになります。

厚生労働省がオンライン診療対応医療機関のデータを出している

この17,000という数字は厚生労働省が公表しています。
令和3年1月~3月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果によると、2021年4月末の時点で16,843件です。

オンライン診療医療機関数
出典 令和3年1月~3月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果

みなさんはこの約17,000という数字はどう感じたでしょうか。
私は結構多いなと感じました。

この数をわかりやすく理解するために他のサービスの数と比べてみましょう。
参考に全国のコンビニの数と比べてみましょう。
こちらの日本ソフト販売株式会社さんが出しているコンビニチェーン店数のデータを引用します。

順位チェーン名2021年1月
1位セブン・イレブン20,879
2位ファミリーマート16,477
3位ローソン13,610
4位ミニストップ1963
5位セイコーマート1,158
6位デイリーヤマザキ1,000
出典:日本ソフト販売株式会社【2021年版】コンビニエンスストアの店舗数ランキング 
https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-conveniencestore2021/

17,000施設というのはセブン・イレブンよりは少ないがファミリーマートよりは多いという数です。
こう考えてみると結構多いなっていう印象を持ちませんか?

加えて、日本ソフト販売株式会社さんの「店舗数が多い企業(ブランド)ランキング」を見てみます。

順位チェーン名2021年4月 件数業種
1位郵便局23,853郵便・宅配便
2位セブン銀行23,689銀行
3位セブン・イレブン21,019コンビニエンスストア
4位タイムズ駐車場19,304コインパーキング
5位トヨタ(充電スポット)18,091充電スポット
6位三井のリパーク16,708コインパーキング
7位ファミリーマート16,456コンビニエンスストア
8位公文式15,886学習塾
9位ローソン13,600コンビニエンスストア
10位ローソン銀行13,390銀行
11位タイムズカーシェア13,053カーシェアリング
出典:日本ソフト販売株式会社の「店舗数が多い企業(ブランド)ランキング

トヨタの充電スポットより少なく、三井のリパークより多いです。
私は三井のリパークならばすぐに思い浮かぶのですが、トヨタの充電スポットは全く思い当たりませんでした。トヨタって電気自動車出していないですよね。プラグインハイブリッドで使うのかな?
通っていたことのあるくもんより多いということですが、こちらもイメージはつきにくいですね笑

これだけ多くの数の医療機関がオンライン診療をやっています。
しかし「ここでオンライン診療が受けられる」という場所を思いつくことができる人は少ないのではないでしょうか。
どこで受けられるかはほとんど知られていないようなのでもう少し掘り下げます。

どんな病院・クリニックでオンライン診療は受けられるのか?

実際にどんな医療機関がオンライン診療をやっているかを見ていきましょう。

ちなみ、こちらで日本全国の施設一覧はこちらで紹介しています。

診療科は内科と小児科がほとんど

厚生労働省がどの診療科が多いかというデータを公表しています。
これはオンライン診療を受診した人がどの科で受けているかというデータです。

令和3年1月~3月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果

内科が47%、小児科が36.5%とこの二つで80%以上を占めています。
利用者が8割以上内科と小児科にですので、対応している病院やクリニックもその二つが多いでしょう。

コロナ対策にオンライン診療は増えている?

ちなみにですが、2021年9月13日現在、日本ではコロナ感染者の対応にオンライン診療を使おうという動きがあります。

日経新聞のオンラインの診療報酬2倍超に コロナ自宅療養増に対応という記事があります。

ざっくり言うとコロナ患者をオンライン診療で診察したら国がお金をいっぱい払いますっという内容です。
これがどう影響するかは非常に興味深いです。
私としては微増くらいじゃないかなと思っています。

ピルやED、AGAなど自由診療も増えている

内科、小児科で体の調子が悪いから診察してもらいたいという保険診療に加えて、治療以外のAGAという薄毛治療や、生理の管理をするピル処方などの他自由診療も増えています。

保険診療って何? 自由診療って何? っていう人にはまた別の機会で詳しく紹介します。
ざっくりいうと、

保険診療:国の補助で安く受けられる病気や怪我の治療を中心とした医療行為(風邪の治療、骨折の手術など)
自由診療:国の補助がない健康維持や嗜好による医療行為(健康診断、出産、美容整形など)

これまた全く正確でない分け方です。
改めて詳しく解説しますのであくまでイメージでお願いします。

その自由診療で増えているのが下記です。

ピル

低用量ピルとアフターピル(緊急避妊薬)が多いです。
オンライン診療を利用したピルですと、アフターピルを処方するクリニックが増えているようです。
ちなみに、ここには書いていませんが他のピルもあるようです。
簡単に解説します。

低用量ピル

女性の生理のコントロールや避妊に使うお薬です。
月経困難症や避妊、肌荒れの改善などにも使われています。

ここからが難しくなってくるのですが、

月経困難症など、病気の治療に使う場合は保険診療となります。
避妊など、病気の治療以外の利用だと自由診療となります。

このどちらになるかの判断は医師が決めます。

アフターピル(緊急避妊薬)

避妊の失敗や望まない妊娠の可能性がある時に使うと、妊娠の可能性を最大97%防ぐことができるお薬です。
なお、72時間以内に使っても84%の妊娠の確率を防ぐことと言われており避妊法として効果が認められています。
※性病の予防効果はありません。

時間が重要なお薬かつ、市販されておらず医師の処方でしか利用できないです。
なので、時間に融通が聞きやすいオンライン診療と相性が良いです。

ED

男性のED(勃起障害)に対するお薬です。
こちらもオンライン診療でよく処方されています。
EDであることを自分で認めるのはどうしてもプライドが許さない、恥ずかしいと感じ、クリニックに入るところをどうしても見られてたくないと思っている人は多いようです。
そのような人には自宅で一人で受診できるオンライン診療の相性がいいです。

また、一時期はEDの治療よりかは、夜の生活を楽しむためにバイアグラなどを個人輸入する人もいまいsた。
こういう人も手軽に手に入るからオンライン診療を使う方もいるようです。
個人輸入は手間も掛かるし、医師に相談した方が安全です。
血液が股間に溜まればED治療ですが、心臓に溜まれば命の危険がありますのでお医者さんに相談した方が安全ということで、オンライン診療での需要があるようです。

ちなみにですが、来年(2022年)4月より不妊治療が健康保険の適応になると言われており、自由診療ではなくなるかもしれません。

AGA

薄毛治療に対するお薬です。

電車に乗っているとよく広告で見るやつです。
ちなみにですが、電車に乗っていると男は毛を生やしたい、女は毛を抜きたいという広告ばかりです。この二者をどうにかマッチングできれば良いのになと思います。

薄毛の治療もEDの治療と同じように直接相談しにくいものです。
また、薬を飲んでいれば治療ができるのでオンライン診療との相性がいいようです。

このようなものが自由診療で増えています。

正しい使い方大事

オンライン診療が受けられる施設の全体感や、どのような施設で使われているかをお伝えしました。
保険診療、自由診療ともに使われています。
正しい使い方をすればオンライン診療は確実に役に立ちます。
是非とも利用の参考にしてみてください。

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